直リンクによる画像表示やリスペクトやオマージュ、アレンジといったものは、著作権人格権の公表権や著作権の翻案権に抵触する可能性が高いです。使う前に承諾を取りましょう。
同人活動による著作権侵害 同人活動でもサークルが違えば、目的やマナーといった点で全く異なります。 目的の差 A.純粋にファンとして布教活動の一環で行っている。 B.金もうけのため、本業だけでは足りないので同人で稼ぐ。 C.原作なんてどうでもいい。 D.公認のサークル。 マナーの差 1.ガイドライン準拠。 2.同一性の保持、原作準拠で作られているもの。 3.RやG指定の付くようなとりあえず売れればいいというもの。 4.ライセンスや原作を明示。 5.承諾を受けた作品。 同人活動の良し悪しについては、公認や承諾の有無が一番重要なのですが、 承諾を受けていない作品を比べる場合、 目的やマナーにおいて善意、悪意といった違いがあれば、 同じ著作権違反でも、心情的に対応といったものは変わってきます。 作品と著作者には感謝と敬意をもって活動しているサークルもあれば、 ただ単純にお金を儲けるために、流行りものの同人を出すサークルもあり、 これらを同列に語るのは無理があります。 単純にお金を取っているから悪意とも断定できませんし、自分の考えで決めつけるわけにもいきません。 こういった場合、著作者の判断に委ねるしかありません。 ※親告罪のため、違法行為、倫理やマナーの面では問題ですが、 裁判をしないと法的に著作権違反での犯罪にはなりません(違法行為≠犯罪、これは別物です)
著作者だけでなく、ファンの間でも二次創作に対する考え方は違います。 ※若干過激な表現があります。 二次批判側 法律的な観点だと公認以外アウト、大義名分があるので痛烈です。 一番多いのはモラルやマナーの問題ですが、 嫌がらせや愉快犯目的、自分基準、単純に許せないという感情論まで、いろいろとあります。 マナーやモラルの点から気に入らないといった意見。 ・無断転載している。許可は取ったの?最低限のマナーですよ! ・他人の土俵を利用してお金を儲けている。卑しい行為。この同人ゴロが!恥ずかしくないんですか!? 同人の作品自体が気に入らないといった意見。 ・作品を汚している。ストーリーや絵が気に入らない。 ・RとGは許せない。 自分だけ良ければいいと考えているのかといった意見。 ・公式が動く前にやっている。公式が動いたら他の人の迷惑にもなるんですよ! ・自分が楽しければいい、何をしても許されると思ってるんですか? 著作権違反者が気に入らないといった意見。 ・著作権や批判から目をそむけ、自身を正当化する姿勢が気に入らない。 ・同人には何の権利もない! ・同人はグレーじゃなくて黒。商業活動の名前を変えただけ! ・同人、二次創作といったこと自体が気に入らない。 ・とりあえず自分から見て、明らかに権利者の利益を害する行動をしている! 被害者ぶってるんじゃない、加害者だろうという意見。 ・アニメーターの収入?電通?著作権違反とは関係ない!話をそらすな! 犯罪者だから批判しているという意見。 ・当事者じゃない第3者が批判することの何が悪い! ・著作権違反者の考え方を改めるために言ってるんじゃない、犯罪だと指摘しているだけ。 ・違反行為をしている以上、犯罪者呼ばわりされる覚悟は出来てるはずだ! ・見逃されているだけで犯罪と言う事実は変えようがない。 ・良い訳すんな、盗人の開き直りなんて聞きたくない。 ・コイツは悪い奴だから石投げても、批判してもいい! 法律的に問題があるという意見。 ・リスペクトやオマージュ、アレンジ、引用、要約、出典元を表示していても著作権に違反するケースがある。 ・ガイドラインや著作権を軽視している。もしくは把握すらしてないってどうゆうこと? ・ばれなきゃいい、訴訟されなきゃOKだと思ってるの? ・黙っているから認められてると思っているの?脳内お花畑? ・訴えられなければ犯罪じゃない、ばれなきゃ犯罪じゃないって考えてるの? 二次創作側からしてみれば、なんで著作権者じゃないのに口出してくるの?代弁者気どりなのか? 法律、倫理、マナーはベースだが万能ではない、決めるのはあくまでも著作者。 同人活動は日本の文化。慣習化している今、ある程度の生存圏は認められるはず…… いきなり非親告罪基準で同人自体が著作権違反みたいに断定されたりレッテルを貼られても困る。 批判してる人ってずいぶんと脅迫的といった感じだけどどんだけ偉いんだ?って感じでしょうか。 サークル側も作品を広めるというのがメイン。 悪意をもって活動しているところなど稀でしょうから、一概に法律違反とするのは酷な部分もあります。 著作権違反をしている内、明確に悪意があると感じられるサークルを探せと言われても難しい。 法律の基礎の民法でも善意悪意では全く扱いが異なります。 法律を重視して話すなら、著作権違反は犯罪ということで公認以外全滅しそうですが、 布教活動をしたい悪意がないサークルと著作権違反を許さない第三者が答弁しても平行線…… サークル側が著作者に許可をとるのが理想ですね。
二次創作により原作が有名になる!広告宣伝でペイできる!といった意見がありますが、 著作者側から見ると良い状況とは言い切れません。 1.著作権が侵害されている。 2.RやG、同一性不保持、二次設定などが勝手に加えられ作品のイメージに影響が出てきます。 そんな設定なかったはず……、作品のイメージが崩れる。 3.同人が売れても実入りがない、広告宣伝効果、認知度アップで貢献? 中国のパクリ商品が出てきても喜ばないといったように良いとは限らない、考えの押しつけはやめてくれ…… 4.クレームが来た。それは私どもの商品ではないんだが…… ガイドラインを作って防止。メール対応や判断にかかる労力も馬鹿にならないんだが…… 著作権の今後 TPPと非親告罪のセットで一時期騒がれましたが、 日本で著作権が非親告罪になった場合、第三者の告訴などで二次創作や同人が衰退するかもしれません。 権利者の利益は重要ですが、何事も規制すればするほど産業や社会が窮屈になっていきます。 著作権においては、親告罪の国、非親告罪の国、そもそも親告罪という概念がない国までいろいろです。 親告罪のよるデメリットは著作者、原作者、版権元、出版社という範囲では、 二次創作が多すぎてとてもではありませんが、取り締まるどころか把握することすら困難。 情報提供を受けるとしても、事務処理やダブりのチェックなどかなりの労力がかかります。 著作権問題 TOP:トップページに戻る。
散財のすすめ : 個人だと著作権関連の出費はCDくらいでしょうか…… 著作権の商品としては日本複写権センターJRRCや日本音楽著作権協会JASRACの包括契約が有名。 店舗用のBGMにおいてはUSEN(JASRAC)が主流。5万円程度の初期投資と5,000円程度の月額料金で音源が確保できます。
包括契約とは複数のものをひとまとめとして契約する方式です。 使いたい楽曲などを個々に契約するのは物凄い手間がかかります。 包括契約ならば、1つの契約で著作権団体の管理する楽曲を使い倒す事ができます。